春の徒然

目前にライブの予定がない今、普段はなかなかできないクラシックの練習が思う存分できる。

今は、フェルナンド・ソルのエチュードを丁寧に練習している。


暇なくせにクラシック演奏家からの有難いオファーは辞退させてもらっている。

今だけは自分に音楽に没頭していたい。クラシックの練習も全てそこに向けてやっている。

お店からの演奏依頼もお断りさせてもらっている。


音楽で食べていきたかったら、演奏の仕事を選んではいけないとよく言うが、不器用な私にはじっくり考える時間も必要で。

こんな事してたら、誰からも誘ってもらえなくなりそうだけど、とにかく作品を磨き上げていきたいという強い思いが勝っているのだ。


あまり集中しすぎると、正確な判断ができなくなりそうだから、何か別の面白いライブを企画しようとも思っている。


人々の音楽に対する価値観が大きく変わってきている気がするこのごろ。今まで通りの事では通用しない反面、チャンスはある。

そんな気がする春なのである。


最後に、やっぱりお店にBGMはいらないと思う。無音の店があれば、私はそこに行きたい。静けさを怖がってはいけない。それこそが感覚を研ぎ澄ます事だと思う。

DEAR CUPのコーヒーが美味しい理由はそういうところにもあると、私は確信している。サンドイッチもケーキも素朴な中に幸せな味が詰まっている。その味としっかり向き合える静けさがいい。


音を聴こう

静けさの中に身を置こう

流れる景色を見つめよう