Story

やっぱり私は自作の曲が好きだ。

自分自身のもそうなのだけれど、共演者のオリジナルも大好物で。
皆それぞれの曲の物語を持っていて、それを私に聞かせてくれる。リハだったり本番だったり、2人で歩いてる時だったりもする。
デュオが多いからかもしれない。バンドだったらメンバーにわざわざそんな説明したくない。
2人という、シンプルで密接な間柄だからこそお互いになんでも話せる。
そして、その物語は私をとても感動させてくれる。嬉しくて心が暖かくなったりする。

さて、12/2のライブ。
一曲だけ私のオリジナルを除いて、あとは全て秋田さんの曲です。
秋田さんの物語。前回のライブでそれを観客に語ることはなかった。でも私だけは知っている。それはきっと今回も語られることはないだろう。
語らない方がいいのかもしれない。
ピカソが生き物を愛したように
モネが庭を愛したように
北斎が青を愛したように
秋田さんが愛するテーマがある。
それを感じてもらえたらいい。

一緒に音を出していると、自分が何て幼稚なんだろうと思える。
ぬくぬくと幸せに生きてきた自分の薄っぺらさになんとも言えない気持ちになる。
でも、秋田さんにとって必要なのは私なのだ
そう信じて弾きます。

決してエンターテイメントではないので、軽々しく来てねとは言えません。
きっと皆さんが体験したことのない音楽です。
もしかしたら不愉快な音楽かもしれない。

でも、人の内面にある優しさが美しい音になって溢れていくのを感じてもらえたら何より嬉しいです。
特別な時間を皆さんと共に過ごせたらなと思います。