クリスマス

大人のクリスマスなんて、それまではずーっと前から盛り上がってるクセして
過ぎ去ると一切話題にもならない。

それに比べて子供は違う。クリスマスはきっと一年の中でも1番ワクワク。

数年前まで、その期間は僕にとっての稼ぎ時だった。
僕に限らずミュージシャン全体がそうだし、レストランなどもそういうイベントをどんどん取り入れて、仕事がたくさんあった。
そういえば、店の客の中に誕生日の人がいたら半ば無理やり全員で祝わないといけないあの面倒なイベントも最近聞かない。

クリスマス前になると一週間くらい特別メニューになり、カップル達が予約し訪れ、ローソクの灯りだけで料理の色もよくわからないような中、まったりと演奏してた。

だんだんとそういうのがなくなるのと、自分自身もそんな仕事に興味がなくなり、現在クリスマスの日は休みだったりして、雪山に行ったりそれなりに満喫している。

ひとつだけ、今も呼んでいただいたら二つ返事で引き受けている仕事がある。
それは障害を持つ子供の為のクリスマス会。
演奏の内容はもちろん子ども向けで、立ってフォークギターを弾くような、自分のスタイルから遠くかけ離れているのだが、
これこそがクリスマスだと
子供の狂喜乱舞する様子を見ながら
毎回思うのです。

頑固な性格のせいで
去る人、去る仕事もあるけれど
そんな自分を受け入れて
来てくれる人もいる。
前から居る人とは更に強い繋がりに。

誰かと比べてみると
まだまだ全然足りないのだけれど
過去の自分と比べると
少しは成長できたかなと
そんな風に思う年の瀬。