My favorite things②

コントラバスとクラシックギターのデュオがこれほど美しいものとは知らなかった。

 

リッキー・リー・ジョーンズの「POP POP」を聴いてその音の心地よさにうっとりした。

ギターはラベン・フォード。ブルースギタリストである。ベースはチャーリー・ヘイデン。

そして、日本で知る人は殆どいないイタリアのギタリスト、ベーボ・フェッラとパオリーノ・ダッラ・ポルタのデュオ「ARIA」で芸術性の高さに衝撃を受け、

極めつけはラルフ・タウナーとゲーリー・ピーコックの「Closer view」。音が超越しすぎてしばらくは理解不能だった。

 

このデュオの形は僕にとっての憧れであり、また永遠の課題なのだろう。

ベースの1弦開放のG音はギターの6弦3フレットで、つまりお互いに持ってない音域を補い合っているのだ。

互いにぶつかり合うことが少なく、可能性の高い組み合わせだと思う。

音圧は違えども、同じ弦楽器どうし、非常に音がブレンドし易い。

 

少し前、僕は音楽人生を賭けてこのデュオに取り組んでいた。

曲を書き、たくさんチャレンジし、アルバムも3枚制作した。

でも、3枚目の製作途中に気がついた。

このままでは進化しないことを。

そして、ソロをメインに取り組むようになった。

 

あれから2年半。大きな区切りとなった今、もう一度彼と音を出してみたくなった。Bel Suonoの音を。

悩んだ挙句、シンプルな文章で大谷に伝えた。

「久しぶりにやらないか?」

2年半振りの彼からの返信は早かった。

「今、ロックやってます」

 

はい、終了~。

 

と、いうわけで再演はおろか、また大谷がコントラバスに戻るのはいつの日やら。

それまでしばらくお待ちを。

 

Bel Suonoは今でも一人で弾いています。ずっと心のなかにあって、きっと忘れることはないだろう。

大谷以外のベーシストとも演ってみたい気は、あります。