今年に入ってからというもの、ライブはないのですが、ちょこちょこと演奏の機会を頂いています。
今日は鈴鹿市、のどかな田んぼが広がる地にある公民館での演奏でした。
メンバーは、和太鼓凛さんと盟友フルート中野恭子。
いつの間にかLINEのグループ名が寺中りん、プロフィール画像がクマになっていた。
伊丹から朝日を浴びながら二時間半。天気のいい日には程よいドライブです。大好きな鈴鹿山脈は雪をまとっていました。
鈴鹿を訪れてみて思ったのは、音がないのだ。生活音というか、喧騒というか。関西の生活圏にいてなかなか感じられない静寂があって、すごくいい。僕は無音が好きだ。日本はどこに行っても音に溢れすぎている。
この公民館での演奏はきっと良い演奏になると、なんとなく予感してました。
始まってみるとこれだけの人たちが一体どこにいたのだろうと思うほどの大盛況で。
それもそのはず、凛さんの地元なのだ。
かと言って、寺地はアウェーなわけでもなく、客席から「たっちゃーん!」というおっちゃんの声援が飛んできたり。
小春日和ののどかな町の小さな公民館は熱気ムンムンで凄まじいほどの盛り上がりでした。
音楽的にもメンバーそれぞれの音や思いがすごく感じられて、楽しかった。
今日はじめて、三人で腰を据えてじっくり音楽ができたような気がします。
また、館長さんはじめスタッフの皆さんもとても良い方たちばかりで。
この日のためにいろいろと準備が大変だったんだろうなと思います。いろいろとお世話になった上に綺麗なお花までいただき、ありがとうございました。
やはり、田舎こそが日本だと思う。鈴鹿のこの地に轟く大太鼓の音が体中に響き渡って、なんというか、目が覚めました。
すべてが終わって車に乗り込んだのが午後3:30。
少し観光しようか。
地元のうまいものを食べに行こうか。
少しだけ登れるかな。それとも。
一瞬考えたけれど、夕日を追いかけてまっすぐ帰って興奮冷めやらぬまま練習しました。
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