Cafe、午後一時前。
この日も、お店は満席に近かった。
前回満席で聴けなかったという方は、早めに入店。
マスターたちは忙しさでピリピリしている。
演奏開始の時間まで瞑想するあの時間が好きだ。
そしてふと時計を見ると12:59。
終わってから気づいた。
二年前の2月、久保惣記念美術館のライブの後、僕は大谷にBel Suonoは休んでソロに力を入れたいと言った。
そして同じ月にDEAR CUPでのマンスリーの演奏を始めさせてもらった。
二年の間に研鑽を積み、オリジナルを書き、自分の音楽を見つめ、ソロのCDを制作する事を決めた。
そして、二年後の2月、レコーディングする。
振り返ってみると、あっという間の月日。
けれども、迷いは一切なかった。
この日の演奏は、初めてギターを自分のものにできたような気がした。
自分ですべてをコントロールできた。
思いを音に乗せてなんていう事はこういうことかと思うほど余裕があった。
DEAR CUP。
自分の経験と、鍛錬の場として演奏させてもらっているお店。
もちろん、ギャラ等は頂いてない。
演奏後にいただく一杯の格別のコーヒーだけでいい。
何故なら、毎回演奏後には心があふれんばかりに満たされているのだ。
お客さんからいただく言葉や笑顔。
いつも聴きに来てくれること。
弾き始めると、場の空気が変わること。
みんな、楽しんでること。
マスターがミル挽きの絶妙のタイミングを伺っているところ。
そして、故郷の海を想って書いた曲が、好きだと言ってくれたこと。
また、今日はお客さんからチョコをいただき、お店からはチョコに合うコーヒー豆をもらった。
大きな自信も、毎回もらえている。
二年間、本当にありがとうございました。
これからもずっと続けていきたい大事な演奏の場です。
あと数日、自分の曲たちにもう少し磨きをかけていきます。
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