演奏があった日の晩はなにか書きたくなります。
僕のギターは、人の心にどんなふうに響くのだろうか。
今のこのやり方で本当にいいのだろうか。
自分が正しいと信じるものにいつか裏切られたりしないだろうか。
そんな思いをいつも心のどこかに持っている。
でも、弾き終わると「大丈夫」と思える。
聴きにいらしてくれる方々の言葉が安堵を与えてくれるのだ。
Billy Joelを弾いている時、遠くでかすかに聞こえるマスターの鼻歌。
「Calling You」を弾いている時の、静まり返る店内。
僕が目を閉じて弾くのは、真剣に聴いてくださる皆さんと目が合うのが恥ずかしいのです。
あの曲はオリジナルですか?と聞かれるときの嬉しさ。
聴きに来れなかった人から、どうだったか気にしてもらえること。
そんなことを思いながらお酒に酔いしれる今宵。
一人で黙々と練習に励んできた疲れが癒やされます。
こういったことが、明日からまたがんばろうと思わせてくれるし、続けることができる原動力になります。
カバー曲。弾くならば上っ面ではない、自分の音、曲として演奏できる作品しか演らないと決めています。
それでも自信を持って言えるのは、自作曲が一番ギターがいい音で鳴ります。
「知ってる曲がひとつもなかった・・・」と、言うご婦人もいらっしゃいました。
貴女が知ってる曲が僕の曲になる日がいつか来ますように。
そんな願いを込めて、もう一杯呑もう。
コメントをお書きください